経営の達人
月曜日, 1月 31, 2005
借金はタイムマシン
「借金は大嫌い!現金こそ優良企業の証」という経営者の方がいらっしゃいますが、借金も時と場合によっては、事業を発展させるための大切な経営手法になります。
例えば工場に1000 万円する最新型の機械を買おうと考えたとします。毎年150 万円の利益をコツコツ貯めてから買おうとすると7年後になり、私たちはそれだけの月日を待たなければ最新型の製品やサービスを手にすることができません。しかし、その企業が借金をして機械を購入すれば、7年早くその恩恵に預かれるわけです。みなさんにとって7年というのはどのような時間なのでしょうか。生まれたばかりのお子さんは小学校に入学し、中学生だった子どもたちは成人式を迎える…など人生における“節目”を実感できる時間です。それが借金によってすぐに実現できるとすれば、お金で時間さえも買うことができると考えられるのではないでしょうか。
こういう借金は「生きたお金」の使い方という評価を得られることになります。ただし、スピードの出し過ぎには注意が必要!借金はあくまでも、何年か先にしか実現できないことを今すぐ可能にする手段(時間を買うこと)ですから、毎月コツコツお金を貯められる範囲内での返済計画がありきだと肝に銘じてください。無理な支出は「儲かっているはずなのにお金が足りない」という“不思議な現象”を引き起こすことになりますから。
「借金」も要は考え方次第。上手なお金とのお付き合いを心がけましょう。
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